こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。
壁には色とりどりの付箋。自社の強みや大切にしたいことが、たくさん並んでいます。「普段できない話ができた」と参加者も喜んでいる。
でも、翌週の仕事は以前のまま。ワークショップでは、この二つが同時に起こり得ます。
意見を出すことには意味があります。問題は、出てきた意見が何を決めるための材料なのか、最後まで曖昧なままになることです。
例えば「相談しやすい会社でありたい」という意見が集まったとします。それだけでは、受付を変えるのか、営業の聞き方を変えるのか、料金の説明を変えるのかが決まりません。
そこで、「今、お客様が相談しづらいのは、どの場面だろう」と問いを進めます。問い合わせ前に準備するものがわからないなら、まず案内文を見直す仕事になります。意見と実務が、ここでつながります。
終了時に、誰の仕事になっているか
参加者全員の賛同があっても、担当者が決まっていなければ進みにくいものです。一方、担当だけ決めても、本人に修正の権限がなければ止まります。
「受付担当が原稿をつくり、営業責任者が確認し、次の会議まで試す」。そこまで決めれば、会議の後にすることが見えます。
今回は決められないことも残るでしょう。顧客への確認が必要なら、何を聞くかまで決めて持ち帰ります。無理に結論を出すより、次に調べる仕事を明確にする方が役立ちます。
私は、ワークショップの価値を当日の盛り上がりだけで判断したくありません。次に集まったとき、「使ってみたら、ここが違いました」という話が出てくるか。そこまで含めて設計したいのです。
次の企画では、終了時に参加者が何を持ち帰るかを先に決めてみてください。付箋の写真に加えて、一つの具体的な仕事が残る場にしていきましょう。
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